ウィーメックス株式会社ヘルスケアIT事業部(旧PHC株式会社メディコム事業部)の診療所向け医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf」(以下、メディコム)とAirウェイトを連携できます。
メディコムとAirウェイトを連携して利用することで、受付データがメディコムと自動連携され、メディコムへの転記作業など受付スタッフの手間を軽減できます。
メディコムとAirウェイトの連携機能につきまして、2024年9月27日を以て新規販売を終了させていただくことになりました。
誠に勝手ではございますが、どうかご理解いただきますとともに、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
- Airリザーブ連携を利用している場合
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メディコム連携を有効にすると、Airウェイトの待ち項目は、メディコムから取得した診療科情報で上書きされます。
これにより、Airリザーブからの既存予約情報がリセットされるため、メディコム連携を開始する前にAirリザーブからの予約情報のメモなどを取り、連携後に予約情報を再入力する必要があります。
メディコム連携中の業務の流れ
Airウェイトで患者様の順番管理と呼出操作を行い、メディコムで本人確認と診察、会計を行います。
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- 受付
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受付データは、すべてAirウェイトに集約されます。
- メディコムからの事前受付
- Airウェイト アプリや、オンライン順番受付からの当日受付
- メディコムからの当日受付
- Airリザーブ連携を併用している場合は、Airリザーブからの予約情報も取り込まれます。
- Airウェイトが受付データを取り込んだ時点で、取得した受付データすべてに受付番号が付与されます。
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- 本人確認
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来院された患者様の本人確認をメディコムで行います。
- 初診の場合、メディコムで新患登録を行い、診察券番号を発行します。
- メディコムに連携された受付データの場合、診療科の変更はメディコムからのみ行えます。
- メディコムに連携されていない受付データの場合、Airウェイトの受付データ変更から診察券番号を入力します。受付データの変更方法は、下記のページをご確認ください。
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- 呼び出し
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呼び出しは、Airウェイトの「外部ディスプレイ」機能や「呼出」機能を利用するか、受付スタッフが直接お声がけして診察室へご案内します。
「呼出」機能の利用方法は、下記のページをご確認ください。
「外部ディスプレイ」機能については、下記のページをご確認ください。
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- 診察
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診察は、すべてメディコムで行います。
- メディコム上で「診察中」ステータスになっても、Airウェイトのステータスへの影響はありません。
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- 会計
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診察が終わると、メディコムで「診察済」ステータスに変わります。 メディコム上で「診察済」ステータスになると、Airウェイトの受付データが自動で「案内済み」タブ※1へ移動します。診療が終わったら、メディコムで会計を行います。
- 対応中タブを利用中の場合は、「対応完了」タブへ移動します。対応中タブについては、下記のページをご確認ください。
メディコムとの連携方法とAirウェイトでの設定方法
STEP1.メディコムで診療科を設定する
メディコムの電源を入れて、診療科の設定を行います。
STEP2.Airウェイト アプリでメディコムとの連携設定をする
- Airウェイト アプリ
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- 管理者メニュー
- 電子カルテ連携
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「電子カルテと連携する」を「オン」にします。
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「電子カルテとの連携を有効にしますか?」が表示されたら、「有効にする」ボタンをタッチします。
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メディコムとの通信が確認され、診療科情報が取得できると、「連携が開始しました」が表示されます。「待ち項目・待ち時間の設定へ進む」をタッチします。
STEP3.Airウェイト アプリで待ち項目・待ち時間を設定する
- Airウェイト アプリ
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- 管理者メニュー
- 待ち項目・待ち時間
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「待ち項目を選択させる」を「オン」にし、「待ち項目の編集」をタッチします。
- すでに「待ち項目を選択させる」を「オン」に設定済みの場合は、不要です。
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「待ち項目の編集」画面で、待ち項目ごとの待ち時間や受付上限など必要な設定を行います。
設定方法は、下記のページをご確認ください。- 待ち項目選択時に表示される見出しを変更する場合
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「見出しの編集」のテキスト部分をタッチして、「診療科」などに変更します。
- 「診療科」と入力することで、待ち項目の選択画面の上部に「診療科を選択してください」と表示されます。
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診療科(待ち項目)ごと、または診療科全体の受付時間を設定します。
診療科(待ち項目)ごとに受付時間を設定する場合
診療科ごとに受付時間が異なる場合は、待ち項目ごとに受付時間を設定します。
設定方法は、下記のページをご確認ください。診療所の受付時間を設定する場合
診療科が1つのみの場合、またはすべての診療科の受付時間が同じ場合は、待ち項目ごとに設定せず、全体の受付時間を設定します。
設定方法は、下記のページをご確認ください。- 診療科(待ち項目)ごと、診療所(店舗の受付時間)の受付時間が両方設定されている場合は、診療所(店舗の受付時間)の受付時間が優先されます。
STEP4.Airウェイト アプリでリセット時間を設定する
- Airウェイト アプリ
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- 管理者メニュー
- 基本情報
「受付データのリセット時間」を設定します。設定した時間を過ぎると、Airウェイトの受付データがリセットされ、受付番号が1番から発番されます。
- Airリザーブとの連携を行う場合は0:00に設定します。
- 休診時間に設定することをおすすめします。
STEP5.Airウェイト アプリでリモート発券を設定する
この機能を利用するには別途オプション申請が必要となります。詳しくは、ヘルプデスクまたは担当営業までお問い合わせください。
リモート発券を設定すると、メディコムで受付をしてそのまま自動で発券されます。これにより、Airウェイト側での発券操作が不要になり、さらなる業務効率化が期待できます。
- Airウェイト アプリ
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- 管理者メニュー
- メインメニュー
「店舗モード」を選択し、「リモート発券を利用する」を「オン」にします。
連携して利用する際の注意点
メディコム連携を利用する際には、下記の点にご注意ください。
Airウェイトの待ち項目
メディコム連携を利用している場合、Airウェイトの待ち項目にある「指定なし」は利用できません。Airウェイトの待ち項目は、メディコムから取得した診療科情報で上書き保存※1されます。
また、単独診療科で、「未登録科」を利用しない場合は、メディコムで「未登録科」を無効にすることで、待ち項目の選択画面から非表示にできます。
- 待ち項目は、最大30文字まで取り込めるため、30文字までが保存されます。
- メディコムから取得した診療科情報とAirウェイトの待ち項目名が異なる場合、受付データが連携できず、エラーになります。診療科(待ち項目)を変更したい場合は、診療科の変更をご確認ください。
- Airウェイトの待ち項目は最大40個まで登録可能です。診療科が40個を超える場合は、事前に担当営業へご申告ください。
診療科の変更
診療科(待ち項目)を変更する場合は、メディコムとAirウェイト両方の更新が必要となります。
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メディコムの更新
メディコムの診療科マスタで診療科を更新します。
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Airウェイトの更新
- Airウェイト アプリ
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- 管理者メニュー
- 電子カルテ連携
「電子カルテ連携」画面で、「診療科を待ち項目に反映する」をタッチすると、変更した内容が反映されます。
受付データの並び順
メディコム連携を利用している場合、受付データの並び順が下記のように変わります。
- 割込登録・メディコムの「緊急」受付の時間順
- 通常受付と予約時間の時間順
- 受付データは、「緊急」受付>予約時間>受付時間の順番で表示されます。
受付データの削除
メディコムに連携済みの受付データを削除する場合は、まずメディコム上で削除をしてから、Airウェイトで「取消」タブに移動させてください。受付データを「取消」タブに移動する方法は、下記のページをご確認ください。
メディコム連携中に使えるAirウェイトの便利な機能
待ち組数・待ち時間を未呼出の受付のみで算出できます。
診察を開始した際に「対応中」タブへ移動する手間を削減し、「待ち中」タブのみで運用を行う場合、呼出済の受付データを順番待ちの列から除外できます。
待ち組数を待ち人数に切り替えて表示できます。
順番待ちの単位を「組」から「人」に変更できます。
診療所の受付時間を設定できます。
午前診療と午後診療がある場合は、受付時間を設定することで、自動で受付時間外と受付時間を切り替えできます。
診療科(待ち項目)ごとの受付時間を設定できます。
診察時間が午前中のみ、午後のみなどの診療科がある場合は、診療科(待ち項目)ごとに受付時間を設定することで、受付可能時間を制限できます。